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July 27, 2004

[Book] 男道コーチ屋稼業/掟ポルシェ

(マガジン・ファイブ)1560円+税
書籍「男道コーチ屋稼業」
くだらないことをやるために生まれてきた

 「説教番長・どなりつけハンター」に続く掟ポルシェ氏の2冊目の単行本が、サブカル出版社マガジンファイブよりリリースされた。
 全裸に貝殻ビキニ・・・本人は武田久美子のつもりらしいが、明らかに別物。しかし、インパクトは武田以上だ。そういえば初めてロマンポルシェの1st CD(『人生の兄貴分』)を聴いた時も、あまりの素晴らしさに感激し、直ぐさまMP3にリッピングしてかたっぱしから友人にメールで送りつけたが(苦情殺到)、この表紙はその時の衝撃を久しぶりに思い起こさせてくれた。この写真を見て「なにこの人?キモい」とか「バッカじゃないの」ぐらいにしか思わない人は、あっち側(メインストリーム)の世界の人なんで「せかチュー」や「ハリポタ」でも読んでて下さい。

 さて、ここまで読み進んでくれた人は少しはこの本に興味があると思われるので、もうちょっとだけ本書のことを紹介しよう。『男道コーチ屋稼業』は、ロマンポルシェ。ファン(但し少数)には説明不要だが、世界で初めて説教とロックをニューウェーヴ的手法によって融合させたバンド「ロマンポルシェ。」の掟ポルシェが、自身のライフワークである“男の道を(一方的に)説く”活動を活字メディアで展開したもので、“パパラッチ”“ブラックジャーナリズム”の名を欲しいままにする雑誌『BUBUKA』で連載されていたものをまとめたものだ(追加収録も多数あり)。
 自分のバンドのビデオを巣鴨商店街のお年寄りに押し売りしたり、来日していた世界的(?)サイバー・パンクバンド、ジグ・ジグ・スパトニックの連中に原宿のタレントショップで万引きさせたり、イソミーこと倉木パパとバーリトゥードで勝負したり、これをやれば本当に男になれるのかどうか? はなはだ疑問の多い体当たり企画が毎回繰り広げられている。中でも最も世を震撼させたのが「全裸でJR改札をブッちぎれ!!」という企画で、確かに度胸はいるだろうけど、それと男の器量は別なんでは?と、やはり疑問は拭えない。そんな僕のようなまだまだ男道をわかっていない読者に対し掟氏は「いいか! オレはなぁ! くだらないことをやるために! クソくだらないことだけを! 血、汗、鼻水、涎、(中略)死ぬ気でやるためだけに生まれてきたんだよ!!」と説教する。まあ、男(というか人間)とは、自分の理解できないことに挑み、それを超えることで器をでかくするものだから、掟氏の提示する極端な修行こそが、真の男へと至る正しい道なのかもしれない。なにはともあれ本書を読み、この表紙写真を引き伸ばして部屋に貼れるようになったらあなたもいっぱしの男に違いない。しかし、道は険しい・・・・

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